HOLY


ねえ そこから何が見えるの?
わかったふりで見えてないでしょ きっと
沢山の宝石の中で ニセモノじゃないものを選ぶ
曇った目をして迷っていたんじゃ 見失う

夢を見ていたいね ずっと
夢見ることは誰でも自由なの
たとえ踏みにじられても
自分の場所は誰にも潰せない

地面を蹴って空まで行こう
だってそこには邪魔はいないから きっと
沢山の別々の人が沢山の違うことを話す
木の葉が地面に降り積もってくように 
見えなくなる

ここで目をつぶっていたいね
大事なことはそれでも見えるから
ウソで塗りこめられても
本当のことしか最後は残らない

2000.9


●「沢山の別々の人が沢山の違うことを話す」…
この詞は、それだけが原点です。いろんな人が、さもや自分は間違ったりしていないとばかりに、いや、時には誰かのために親身になって、たしなめたり、忠告したり、話してくれたりします。でも、それはやはり「ある一点から見た正義」でしかないのです。誰もウソは言っていない。でも、真実は一つではない。じゃ、本当のことは?
結局、自分が本当だと思ったものが、本当のことだ、それだけです。
これを読んだあなたはこれが本当だと信じますか?