小さな魚が
生きていくために
毎日食べては排泄を繰り返す
そんなとき私は
生きているだけで
毎日迷い、悲しみ、怒り、疲れ
立ち上がろうとしては倒される
ボクサーの最後の眼差しを
忘れないよ でも切ない
僕らは風のように生きていくんだ
ああ今傷ついた都会の犬のように
歩き続ける
時代はいつでも
そこに住む人を
便利な器で甘やかしダメにする
そんな中私は
足りないものだけが
毎日気になって頻繁に苛立つ
本能と意志が重なり合い
生まれる予想もしない力を
信じてるよ でもいつだろう
僕らは息を潜め耳を凝らし
ああ今尖らせた感覚の中で
探し続ける
僕らは風のように生きていくんだ
ああ今傷ついても歩いてく
僕らは息を潜め耳を凝らし
ああ今尖らせた感覚の中で
探し続ける
2003.12
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