だけど君の目にはその先の未来が映り込む
今は霞み見えない顔をして気付かないけど

遠い日のまぶしさを今でも憶えているなら
汚れる前に見たものをそこから辿っていける
時の中を

どうしてかな
そんな所で意地を張って背中を向ける

使い古したカードにしがみつく惨めな姿で
くだらないものに縛られながら生きてるんだね

触れた手のぬくもりを今でも憶えているなら
先の見えない未来でもどうにか変えていける
時の中で

今の君の手には何か力が宿ってるのに
気付かなくて使えないでただ苦しくなる

月は全てを見てる　澱んだ心の中まで
隠し続けた過去さえも全てを照らし出す
遠い日の楽しさを今でも憶えているなら
汚れる前に見たものをそこから辿っていける

こんなふうに
ささやかな歌声に耳を傾けられるなら
君は今でも君らしく隠さず生きていける
時の中を

You can live

2002.9